第一章 アルビス

其れは猛り狂う焔の如く
其れは移り行く生命の如く
これまでを壊し、これからを創る

世に争い起きるとき、全なる賢者現れん
汝の祖先の記憶と今日の担い手を伴い
世を変えるべく、其れを以って臨まん

人はいつの時代も争わずにはいられないのか…
スルトの神に裁きを受け、全ては焼き尽くされた。

しかし、人は灰の中より立ち上がった。
全ての哀しみを乗り越え、明日を作るために。

それから数世紀の歳月が流れた。
遠い過去を偲ぶものは、今や書物の中にしか残っていない。

しかし、人はその中から見つけるであろう…
揺れ動く時代を切り拓く手がかりを…

未来という名の炎が一つ、ここに灯る